演ろうかな 思ったそのとき すぐ演れる
スガ シカオ「Hitori Sugar Tour」、スキマスイッチ「DOUBLES」TOUR、秦 基博「GREEN MIND」・・・キャンプHPのメッセージにも書いたけど、これらアコースティック編成のツアーが多かったことも今回のキャンプのコンセプトにおおいに自信をくれて、拍車をかけてもらったものです。どのパフォーマンスもすばらしく、かつ個性的で、力強いものでした。
この強者たちが、セッションという形でアコースティックの利点を最大に生かして演奏し、穂苅を唸らせた例がオーガスタキャンプ2009において2回ありました。
一つ目は昨年9月12日三重県 桑名市 ナガシマスパーランドにおける長澤知之のパートにスガシカオが飛び入りで演奏した「真夜中のミッドナイト」です。両者ともバンドを背負ってのパフォーマンスがメインで、音楽性が離れているという意味では実は一番融合しない二人かもしれません。でもそこがアコースティックの包容力、ぴったりと寄り添って、パワフルなすばらしいセッションになりました。これはアコースティックのもつフットワークの良さ、それはいわばジャンルや音楽性を解き放って融合させることができること、そのことの証明であったのだと、今思います。
二つ目は去年のオーキャンのラストとなった10月24日埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナでのスキマスイッチ大橋卓弥と秦基博の通称「ハタクヤ」に杏子、元ちとせを加えての「星に願いを」でした。ハタクヤ二人はもちろん杏子もアコギをかかえてのアンサンブルが大変美しく、山崎まさよしの地味な(失礼!名曲だよね。でも地味だ)レパートリーであるこの曲を文字通り「この場限りのスペシャルバージョン」にしちゃっていたのは脱帽でした。卓弥がびっくりするほどの「やらかしミス」をしちゃったのもアコースティックならではかと思ってます。「オーキャンってこれでいいんだよなあ」千村Pが目に涙をためてつぶやいていたこのときに今年のコンセプトが固まったのでした。
これらの模様は3月24日発売のこれで堪能できますので是非チェックしてみてください。
◆LIVE DVD「Augusta Camp 2009 〜Extra〜」4会場に分かれて行われたAugusta Camp 2009 〜Extra〜全公演を収録。11年目を迎え新たな試みとして出演者を組み替え4会場で実施されたAugusta Camp 2009~Extra~ 全4公演の中から、出演アーティストのエキサイティングな単独ステージをはじめ、 貴重なインタビュー映像に加え、2009年「Extra」形式でこそ実現した夢のセッション&コラボレーションもほぼ網羅した、レア映像満載のライブ DVD。 初回生産限定盤は、貴重なセッション・リハーサルの模様を収録したボーナス映像収録+トランク型BOX&デジパックの豪華パッケージ仕様。
■初回生産限定盤[2DVD]:AUBL-3/4 ¥9,975(税込)
■通常盤[2DVD]:AUBL-5/6 ¥9,975(税込)
最後はさりげなく(どこが?)宣伝をしてみましたが、これらのことに限らずオーガスタのアーティストのいろいろなことが今回のコンセプトの方向を向いていたんじゃないかと思えます。自然にということですね。オーガスタの血のような気がします。必然ということですね。そういうアーティストたちですから。当然ということですね。