the Making of “福耳” vol.15 2008/3/12 元 ちとせ in “夏はこれからだ!”リズム録り
下げてても 眠っていても 刺さる声 やっぱし原始の 力は強し
解説:恐竜、精霊、天使、神・・・ちとせの声はいろいろなものにたとえられてきた。大抵は聖なるものであったり、超自然的なものだったりする。確かにちとせの声はそんじょそこらにあるものではない。特にレコーディングエンジニアたちが、むしろ冷静に、科学的にそのオリジナリティを証言している。いわく、通常のマイクでは拾い切れず、無理すると歪んでしまう成分がある。いわくこぶしの超人間的な発声は、波形でみると1フレーム=30分の一秒の時間の中で、一オクターブを3回往復している、などである。デビュー時のキャッチフレーズが「百年に一人」であったが、百年に一人もいてたまるかっていうほどの声であることは間違いない。僕に言わせれば、これは、原始の声なのだ。シーラカンスみたいなものである。奄美の人たちは山の向こうに伝えるための発声法があり、それを応用して奄美の島歌になったそうである。そのDNAと訓練ももちろんあってのことだろうが、ちとせにはそれだけじゃないものがある。むしろそのキャラクターに因るところが元ちとせというシンガーを構成しているように思えてならないのである。たとえばこうだ。
1.酒にめっぽう強く、どこまでも明るい。
2.恐いもの知らずで、どこにでも行って、だれとでもコミュニケーションできる。
3..視力が2.5ある。
4.ドビュッシーなど印象派以降の和声、いわゆるテンションの音が体内にない。(これは けなしているわけではない。すごいことなのだ。)
他にもいろいろあるのだが、つまりまったく自然児だということ。奄美だって現代の情報はもちろんある。別に狼少女のように育ってきたわけではない。でもやはりちとせのキャラクターに感じるのは野趣なのだ。奄美の島歌を歌う人だって一律じゃないはずで、繊細な声、強い声とあるであろう中それでもちとせの声の魅力はやっぱり野趣なのではないだろうか。野性味、泥臭さをもって心の中の説明できないプリミティヴな感情を刺激してくる。ちとせの歌を聴いた時流れる涙は言葉で言い表すことができない。そんなところがちとせの歌の魅力であると勝手に思っているのだ。
明日発売のニューシングル「蛍星」スキマスイッチ常田真太郎の作詞作曲編曲と全面プロデュースが冴えまくる、まさに名曲と呼ぶにふさわしい作品。「福耳とはオーガスタのアーティスト同士のコラボレーション全般をさす。」という森川社長の定義によれば、これももちろん福耳作品。
福耳のなかの若手をフューチャーすべく書かれた曲「夏はこれからだ!」のレコーディングはこの日から始まった。DANCE BABY DANCEのときと違い、ベーシックのリズムセクション録音はキー合わせを兼ねて行う必要があり、男子代表として秦 基博、女子代表で元ちとせがそれぞれ参加しての作業となった。この日初めて披露され、またまた一発OKになった歌詞は、夏のさわやかさの中にもDANCE BABY DANCEと対をなすかのようなエロさがちょっと入っちゃっているものであった。が、秦もそうなのだが、ちとせも歌い出すとなぜかさわやかになってしまうから不思議だ。特にちとせのソロパートには、元ちとせ作品を多数手がけてきたCOIL岡本定義のスキルがここでも発揮され、一番魅力的、もしくはこぶしなどを計算した上でのメロディとなっている。ちとせ以外のボーカリストでの表現は難しい、まさにワンアンドオンリーのパートである。困るのが、これは福耳のちとせについて毎回のことなのだが、コーラスを重ねていく時である。福耳の企画上は他のボーカリストとハモる部分も当然要る。ところが混ざらないんだな、この声は。いくら小さくしてもまだ聞こえる。バランスが取れないミキサー泣かせだ。ちとせの声はソロを歌うためにあるということの証明になることは喜ぶべきことであるのだけれども。
「若手がみんなで参加してるんだから、この場合ハモが目立ってもいいんじゃない?」とのCOIL岡本定義の言葉は今回の福耳全般にわたるポリシーであったのを思い出した。そうだった。ちとせはハモでも目立って、それでいいのだ。
福耳ファンの皆様、こんにちは!こちらは信州・安曇野で日本酒を造っている、その名もめでたい「福源酒造」です。「ユニット福耳」の話題を耳にしながら面白いなぁ~と思いながらここ数年。というのは何を隠そう私どもは「福耳」というお酒を販売しており、海外で大評判を呼んでいます!海外の方々からWHAT IS FUKUMIMI?と聞かれその説明からお酒の話に入っていくのですが、最近ではSAKE福耳ファンの皆さんへMUSIC福耳のアルバムをお土産にお持ちする事も多くなりました。SAKE福耳はしっかりとした骨格を持った日本酒、淡麗な味わいでありません。醸造酒だからこそ味わえる奥深い旨みはどこかMUSIC福耳と相容れるところがあるように思えます。今宵、福耳を片手に福耳の音楽を聞く・・・そのうちにそんな光景が日本の夏の風物詩になるかしら~
投稿情報: 福源 | 2008年7 月24日 (木) 16:46
ちとせ姉さんの声
大好きです!!
奄美の人の声はみんな
イキイキしてて
同じ県民としても
鼻が高いです(´_>`)w
投稿情報: 礼 | 2008年7 月 2日 (水) 20:34
ちとせさんの歌声、素晴らしいですよね。
聞き入ってしまいます…。オーキャンでピョンピョンしながら歌ってらっしゃったりすると、こっちもめちゃくちゃ楽しくなっちゃいます♪
蛍星も聞きましたよ!
すごく感動しました。映画にもハマってますね。
生で聞けるの、楽しみにしてます
投稿情報: 黒猫 | 2008年7 月 2日 (水) 15:06
クラシック 全くもって わからぬもので ドビュッシー以降の 和音って何??
てか、線引きの位置自体がわからないっす…
スミマセン無知なもので…
杏子さんのFM番組《アユオケ》で、ちーちゃんを初めて知った時は、ボーイッシュな女の子を想像してましたが、富士急のオーキャンで初めてライブを観た時は想像よりキュートでビックリ[E:#xEACA]
ライブも歌声が空にとけて行くカンジが、すっごく良かったなぁ~
ちーちゃん×さださんのコラボって、いつもステキ過ぎ
毎回密かな楽しみですが、シンタくんとも楽しみですね~
ところで【バナナ日和】すっげー好きっすマイクロンのCOILトリビュートもメチャ楽しみだなぁ~
あ、かんけー無いのですが、最近長澤くんのブログもイイ感じっすね★☆
オーガスタは、アーティストもスタッフも文才なきゃ入れないのかなぁ??
私もコチラのブログを、何かしらの形で残すコトに一票っす
投稿情報: 青月石 | 2008年7 月 2日 (水) 14:41
ちーちゃんの歌声に癒されています。心体を浄化してくれてるような、大きく大きく包まれて何ていうか聴く度に自分を見失わない安心感をもらっています。気持ちが不安定な時もすごく助けられています。『蛍星』も聴いていて心が柔らか~くなりました。
いつも本当にありがとう。
アルバム、楽しみにしています!!
投稿情報: 夏実 | 2008年7 月 2日 (水) 11:49
わお、ちーちゃんベタほめじゃないですか!!
ファンにとって嬉しすぎるブログです!!
2.5も視力があるなんてうらやましいですな~
投稿情報: ありんこ | 2008年7 月 2日 (水) 11:00
おはようございます!
「福耳とはオーガスタアーティスト同士のコラボレーション全般をさす」、とはなるほどの定義。そしてハモリ切らないちとせさんの声も福耳ならではですよね。
以前ちとせさんのライブ中継をテレビで聴いた時も、なにか不思議な雰囲気でした。聴き入ってしまうと言うか、見入ってしまうと言うか・・。やはり持って生まれたモノを強く感じます。
「ローマは1日にして成らず」長い年月が彼女の声を作り上げているのでしょうね。
「夏はこれからだ」楽しみです(^^)
投稿情報: のんちび | 2008年7 月 2日 (水) 10:33
ホッカリさん、このBlog、やっぱ、何かのかたちで残そ。
残さねば。残してね。残すべきだ。残せよ。
そーだ、そーだ!残そう!!!
って、ね。
投稿情報: 福・ハナ | 2008年7 月 2日 (水) 01:58
蛍星さっそくGETしてきました♪
アルバムも楽しみ~(*´ェ`*)
ちーちゃんの声は癒されますw
「DANCE BABY DANCE」のソロパートも凄くすきです♪
投稿情報: *sachiyo* | 2008年7 月 2日 (水) 01:21
ちとせさんの声、好きです。アルファ波出てる感じがします☆
耳ごこちいい(≧∇≦)
投稿情報: ふみみん | 2008年7 月 2日 (水) 00:49
どんどん力強くやさしくなっていっているちとせさんの声。
今日「蛍星」のPV見て泣きました・・・。
シングルもアルバムも楽しみです。
投稿情報: meg | 2008年7 月 2日 (水) 00:11
百年に一人…
紹介されていたことを思い出しました。
元ちとせさんの視力が2.5ということに驚きました(゚゚)!
投稿情報: ミャオ | 2008年7 月 1日 (火) 21:50
ちとせちゃんのシングル、アルバムとっても楽しみにしています。冬のハイヌミカゼも決まって、うれしい限りです。ちとせちゃんの声、とても素敵な声ですよね。この声を持つのは、ちとせちゃんしかいません!!!
投稿情報: まさみ | 2008年7 月 1日 (火) 21:28