オーキャンがアコースティックになった理由 その弐
生ものは 無添加もぎたて うましかな
これも去年の11月6日、所は博多のROOMSというライブハウス、さかいゆうのパワープレイライブと称されたFM福岡のリスナー招待ライブでのこと。ご存知の方には眠たい話だと思うけど、さかいはピアノ弾きです。ホリオも書いていたけど、JAZZから歌謡曲までを弾きこなすテクニシャン、かつ天性の抜群のリズム感を武器にした、プレイヤーとしても群を抜いてる存在です。ギター弾きの多いオーガスタでは感覚的になかったことなのですが、ピアノって持ち運びができない。当たり前。だけどこれって大変なことだった。ライブではその場その場で鍵盤を借りたり、車で運んだり。で、たいてい、というか、まず絶対デジタルピアノ略してデジピになるわけです。この日の時点でさかいとは約一年つき合ってきて、ライブは大小合わせて2~30本は見てるはず。でもさかいがアコースティックピアノ略してアコピを弾き語るライブはこの時までついぞなかった。最近のデジタル物はデジピに限らずよく出来ていて、さかいの演奏もダイナミックなものだから、意識はしていませんでした。これが大きな見過ごしだったのです。
博多のROOMSはライブの会場をスタッフと一緒に探していたさかいが足を踏み入れた途端「ここでやりましょう!」となったと聞きます。このライブハウスには実に稀なことなんだけど、アコピがあったのです。ライブは6曲ほどの短いものだったけど、穂苅が再び天啓を受けるのには十分でした。たとえば今までDVDで感動して涙をぽろぽろ流していた映画を初めて映画館で観た時のようと言ったらわかってもらえるでしょうか。DVDでも感動は十分するんです。でも映画館で見たときはその感動の質が違う(誤解しないでほしいのは善し悪しじゃない。別の物ってこと。)。経験ありますよね。デジピの場合は声とともにそこにある存在をはっきりさせる。それはそれでいいんだけど、アコピの場合は声と融合する?包み込む?持ち上げる?うーんうまく表現できない。「声と楽器が仲良くなる」うん、これだ!これがいちばん近い。さかいのシルキーボイスの艶をますます立体的にして届いたその音楽をぜひともオーキャンで再現したいと思ったのでした。
そういえば去年の1月、オーガスタとの契約を終えた時、さかいが言っていた言葉を思い出します。
「わがままを一つだけ聞いてもらえるならば、アコピを、アップライトでいいので買ってもらえないでしょうか?練習したいんです。」そしてアコギ弾きに比べていかにピアノ弾きにとってアコースティックピアノというものが、演奏することに困難で、かつ飢えているかということを、切々と訴えたことがとても印象的でした。 「よし!まかせとけ」しばらくして千村マネージメント部長の自宅から、古ーい、でもなんとも味のある音を奏でるアップライトが、スガシカオからスキマスイッチシンタを経て三代目のクローバースタジオの主となった、さかいゆうのもとに届けられたのでした。
ちょっといい話。
アコースティックのオーキャンとっても楽しみです。
日程など全員が満足のいくことはないとは思いますが
ひとつの意見として書かせていただきますね。
お盆、私にとっては帰省してお墓参りに行く機会です。
小さな頃からそうして育ってきました、先祖を供養すると。
今の若い子たちにとってはただの休みかもしれません、でもお盆にフェスやライブがあったら…せっかくのお休みに何もすることのない田舎よりも友達との楽しいライブを選ぶと思います。実際、私もどうにか都合をつけてライブに参加したいと思っています。
他にもお盆に行われるフェスやライブはたくさんありますが、私はそれらがどうしても日本に伝わる「お盆」をおざなりにしていくのではないかと思ってしまいます。
しかし、日曜日がお休みでない人たちにとっては今回の日程はうれしいと思うだろうし…。うーん、やっぱり難しいんですね。長々書いてしまい申し訳ありませんでした。
どんなオーキャンになるのかとても楽しみです。
投稿情報: Camper | 2010年2 月16日 (火) 22:06
トラウマで ピアノは触っちゃ ダメなモノ
太郎サン!お疲れチャンです★(にしても、更新嬉しいっす♪)
実は幼少の頃、わが家にはグランドピアノがありました。当時は3世帯同居の総勢10人家族で暮らしており、居間にそのピアノが鎮座している光景を普通に思ってましたが、特に音楽一家でもなくピアノは10歳年上の従姉が弾くだけでした。今思えばアップライトではなく、グランドピアノがある家ってスゴイですよねぇ~☆
でも、子供の私たちには楽器と言うよりも、下に潜ったりしての遊び場でした(笑)。ただ近所迷惑になるので、鍵盤に触るのだけは御法度でしたね~。
お陰でワタクシ、“ねこ踏んじゃった”すら弾けません!(汗)
そうですよね~。アコギは肌身離さず旅にも連れて行けるし、一緒に寝ちゃうヒトもいましたねぇ~(笑)。
その場所その場所で違う楽器を使いこなすって、考えたらとても凄いコトですよね~!!
電子楽器に対してアコースティックって、ヤッパ“生”じゃないですか~。人間も生身。
何というか。。。お互い響き合うのカモしれませんね~★☆
おお~ッ★クローバー商会(スタジオ)の主も、もう三代目ですかぁ~♪♪
投稿情報: 青月石 | 2010年2 月14日 (日) 22:27
私もジャズピアノやります。
かれこれ20年前になりますが一生音楽と付き合うために両親に頼みました。
今はこの子のよさ、音楽の楽しさを広めるために小さい生徒にもこの子に触らせてあげてます。
ゆうさんのパフォーマンスがよりキラキラしたものになりそうですね。
今からたくさんの音楽仲間を誘ってオーキャン両日参加したいと思います。たのしみー
投稿情報: みっき | 2010年2 月14日 (日) 21:39
分かりますーーー!!
自分もピアノをやっていたので、納得です。
デジピとアコピは全く別物ですよね!
鍵の重さや存在感、響きに至るまで、全く別です。
プレーヤーの感性が最も反映され、
最も魅力的に発揮されるのは、アコースティックピアノ
だと思います♪
(昔は、ピアノといばアコピで、デジピは別ジャンル
だと思っていました)
ピアノはメンテナンスや運搬等、苦労されることが
大変多いと思いますが、楽しみにしております☆
投稿情報: 瑠 | 2010年2 月14日 (日) 21:04
アコピとデジピは同じピアノという名前が付いてますが、まったく別物ですね。
弦の振動と電気の音が同じであるはずがないのです。
やっぱり生音に勝るものはありませんね♪
さかいさんのアコピ、楽しみにしています!
投稿情報: hiro | 2010年2 月14日 (日) 14:38
私の家にもアコピがあります。デジピとアコピだと、鍵盤の重さが違う気がします。
<質問です>
今年のオーガスタキャンプは両日とも、9組全員が
ステージでパフォーマンスするのでしょうか?
それとも2日間に分けられるのでしょうか?
炎天下の中、2日間8時間30分のライブを見るのには、
かなりの体力が必要なので、分けて1日の時間を
短くして開催されればいいなと思っています。
ご回答を頂ければ幸いです。
投稿情報: まさみ | 2010年2 月14日 (日) 09:45
素敵なお話ですね~。
私も、ほんの少しだけですが、ピアノかじってました
から思いますけど、確かにアコピとデジピは違います!
音もそうですし、弾いた感じとかも…。
ん? ってことは、ピアノを運ぶんですか?
大変なんじゃないですか?
でも、さかいさんの声と、アコピの奏でる音色、
とても楽しみです!
投稿情報: *めぐ* | 2010年2 月14日 (日) 07:29
私もピアノを弾くので、ゆうくんの気持ち、分かります。
デジピとアコピは全然ちがう!
普段は練習でもレッスンでもデジタルピアノなんですけど、発表会の時だけグランドピアノなんです。
発表会はたいてい緊張して失敗するので嫌なんだけど、グランドピアノを弾けるのがこの時しかないから、必ず参加するようにしてます。
野外でグランドピアノとか弾くんでしょうか?
雨とか降っちゃったら大変ですね。
でも、きっと素敵でしょうね。楽しみです。
投稿情報: みんと | 2010年2 月14日 (日) 00:23