the Making of “福耳” vol.7 2007/12/某日 楽曲決定~作詞
岡本さん 誰もが認める 筆上手 作詞も錯視で策士はサックシ
解説:サダ(COIL岡本定義)からの吉報を米納に伝えると「うす!最高っす!完璧っす!ありあとあんした!」と満面の笑みをたたえ素直に喜んだ。まあもしも少しでも異論を吐きやがった時は遠慮なく延髄切りでも喰らわせようと思っていたくらい文句なしの鉄板の企画だったわけだが。
さて大切なのはもう一人のファンク・ギター担当シカオ(スガ シカオ)の意向だが、これまた一波乱・・・・あったわけでなく、そこは天才構成作家でもあるシカオくん、瞬時にサダの意図を読み取り「OK!ワウ(スガのエレキギターの代名詞となったワウワウワウって音がするエフェクター)踏んで弾けばばっちりでしょ!やるやるやる・・・・」と二つ返事で快諾。やった~~~!
これにてめでたく曲については大決定となり、晴れて制作に入っていくことになった。まずは「キー合わせ」なる作業をこなさなくてはいけないこととなる。カラオケのキーチェンジを考えてもらえれば解りやすいのだがボーカリストにはベストな音域というものがある。高い声がどこまで出るかということよりも、曲調にあったキーを探すのが主体である。説得力を持たせたい曲の場合は半音低めにするなどだ。その際当然歌詞が必要だ。サダに連絡した。
穂苅「サダやんお疲れ。ってことでさコメ(米納)も土下座せんばかりに恐縮してたよ。よかったよかった」
サダ「うん!とりあえず曲決定して安心したよ。で、歌詞もさほとんどできてるんだけど、これ姫(杏子)を想定していいんだよね?」
穂苅「もちろん!ロックは姫できまりよ!しかしさすがだな。歌詞の催促しようと思ってたのに!で、来週くらいキー合わせなんでその時までよろしくで!」
サダ「わーかりましたですう」・・・・・・・・・あっさりしたものである。
今までアコースティックギターを持ったヤマスガ(山崎まさよし、スガ シカオ)が今回はエレキに持ち替える。その二人に挟まれた杏子はこれはもう十八番のロックチューンだ。オリジナル福耳を完璧にフィーチャーした「DANCE BABY DANCE」。当然杏子メインで進めていくべくのキー合わせをブッキングしたのだが・・・・・好事魔多し・・・・そこには福耳COILプロジェクト最大の難問が待ち構えていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
次回 いよいよ福耳リードボーカル杏子が大暴れ!COILはまたもや大弱り!
10周年 一筋縄じゃ行かんぜよ 一難去ってまた一難!(あ、これ次の一句にしよ)しばし待て!